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子育てしながら、ママも輝く
出産後、仕事を辞めることになったはるちゃんが、見つけた夢。
輝く女性の生き方図鑑 Vol.60
30代 子育てコーチ 2児の母


今日は、子育てコーチングのコーチとして活動している黒田晴美さん
通称 はるちゃんのご紹介。
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学生時代、ビジネス専門学校に通いながら、
某大手ファストフード店でアルバイトをしていたはるちゃん。
当時の店長から、「トレーナーに向いている」と言ってもらい
アルバイトでありながらも、新人アルバイトを育てるような役割を任せてもらっていた。
店長は、1人ひとりの良さや強みを認め、伸ばしてくれるような人
スタッフみんなから慕われ、尊敬されるような存在。
そんな店長からかけられた、「トレーナー(人を育てる)に、向いている」という言葉は、
はるちゃんの心にしっかりと刻まれた。
専門学校を卒業する頃には、
すっかりその面白さに魅力を感じるようになっていたはるちゃん。
学校での成績もよく、銀行や会計事務所の学校推薦をもらうも辞退し、
自分で大手飲食関係の会社を探し、就職する。 新入社員研修終了後、、会社の看板的存在の店舗に配属になったはるちゃん。
忙しく、精力的に仕事に打ち込む。
もちろん辛い事もあるが、仕事は楽しかったし、好きだった。
「コーヒーを飲みに来ているんやない。あんたに会いにきているんや。」
そんな風に言ってくれる常連のお客さんの存在にも励まされた。



はるちゃんが勤めていた会社では、定期的に社内コンテストが行われる。
コンセプトやメニュー、食器選び、広告のデザインなど...
キャンペーンの企画を自分たちで、一から企画し、発表する。
コンテストで入賞すると、自分たちが考えた企画が全国のお店で採用される。
とてもやりがいのある、面白いコンテストだ。
チームリーダーをしていた店長は、とても厳しい人として有名だったが、
当時はまだ 新人だったはるちゃんの意見にもしっかりと耳を傾け、取り入れ、任せてくれた。
その結果、入賞。
はるちゃんは、 任せてもらえることの喜び、認めてもらえることの喜び をここでも味わう。
回を重ねるごとに今度は、はるちゃんがリーダーの立場になっていく。
できるだけみんなの意見を聞き、認め、任せ、伸ばしていく...
自分がアルバイトだった頃、部下だった頃、
してもらって嬉しかったように部下にも接していく。
その都度、メンバーは入れ替わるものの、
はるちゃんのいるチームはいつも入賞するといわれるようになり、ついには大賞受賞。
はるちゃんは、そんな経験を繰り返し、 「人を育てる喜び」を実感していく。



その後、新入社員研修のトレーナーや店長を任されるようになったはるちゃん。
学生時代の店長の言葉通り、「人を育てるのが好き」と感じるようになっていたし、
常に、店長としての業務と同時に
「いかに人を育てるか」についても考えるようになっていた。



そんなある日、ある記事に紹介されていた「コーチング」という言葉に目がとまる。
記事には、コーチングについて
「相手の強みに焦点をあてて、良い所を伸ばしてあげる...」
そんなことが書かれていた。
これは、アルバイト時代の店長から背中で学んだことであり、
自分がずっと大切だと感じていたこと。
それが、学問として存在する。
「これだ~。コーチングを学びたい!」と思ったはるちゃん。
早速メモを取り、コーチングについて調べてみた。

が...、

はるちゃんがコーチングに出会った2000年当時、
まだまだマイナーな存在だったコーチング。
にもかかわらず、学ぶための費用はかなりの高額。
1年くらい、本当に必要なものなのか迷っていたそう。
それでも、「やっぱり、やりたい!」そう思ったはるちゃんは
1年後、ご主人にその想いを話す。
どうしてやりたいのか。
仕事にどう生かされるのか。
何の役に立つのか。
勉強してどうなるのか。
勉強する時間をどうするのか... などなど。
熱い熱いプレゼンの末、ご主人の理解も得て、仕事・妊娠・出産など、
忙しく時間が過ぎる中で勉強をスタートすることになった。



コーチングの勉強をしている間に、妊娠・出産を経験したはるちゃん。
なかなか子宝に恵まれず、周りからのプレッシャーに押しつぶされそうになっていた頃
やっと授かった待望の赤ちゃん。
本当に可愛くて仕方がなかったし、幸せな気持ちでいっぱいだった。
そして、出産後もバリバリに働き、子育てと仕事を両立させよう!
とやる気満々でいた。


しかし、半年の育休の後、仕事に復帰したはるちゃんを待っていたのは
自分が思っていたのとは、違う現実。
子どもがいるから、店長から外されてしまったり
子どもがいるから、残業ができなかったり...
子どもがいるから、仕事の幅が制限されたり...

やる気もあるのに、手も抜いていないのに
会社での自分の状況が、がらりと変わってしまった。
同じ職場で働くご主人は、何も変わらないのに...
女性である自分だけが、がらりと状況が変わってしまったことに愕然とする。
出産しても、当たり前のように仕事に全力を注ごう思っていたはるちゃんにとって
それは、とてもショックなことだった。
自分は何も変わらないのに...。
悶々とする毎日。



あれだけ望んで、あれだけ欲しかった子どもなのに...
「この子がいなければ...」
そんな言葉が、ちらりとでも頭をよぎってしまう
そんな自分が嫌で、悲しくて、
結局はるちゃんは、11年勤めたやりがいのあった会社を辞めることにする。




それでも、いつも前向きで、パワフルなはるちゃんは
前向きに、自分らしく、子育てと仕事の両方を楽しむことのできる道を見つけていく。
お子さんが2歳になり会話ができるようになった頃、
「子育てにコーチングを使ってみよう!」と思い立つ。
それが、「子育てコーチング」だ!



どんな風にコーチングを使っているかは...
はるちゃんのブログの中の「はるの子育てコーチング日記」
読んでもらうと、一番伝わるのではないかな。
ほのぼのとしたお子さんとのやりとりが、とっても素敵。
興味のある方は、こちらをご覧くださいね⇒


ポイントは、
1.傾聴と承認をいっぱい繰り返すこと。
2.自分の思っていることをきちんと相手に伝える練習をすること。



たわいない日常のやりとりの中で、
はるちゃんはそんなことを意識して2人の子どもたちと接している。
そんなはるちゃんの元で、すくすくと素敵に育っている
お子さんの様子も、ブログで垣間見ることができる。


コーチングを取り入れ、
親は、子どもたちの話にしっかりと耳を傾け
子どもたちは、自分の思いを自分の言葉でしっかり話す...

そんな環境が育っているはるちゃんのお家では
自ずと家族の会話、コミュニケーションの量がとても多い。



何も伝えないままに、「なんで私のことをわかってくれないのか...」
と、人を傷つけたり、引きこもってしまったり... そんな話を耳にすることも多いが
何も言わなくても、何も伝えなくても、
周りが自分を理解し思い通りに動いてくれる... のでは決してない。
自分の思いを伝え、人の思いにもしっかり耳を傾ける。
そんな家庭や人間が増えていけば、自ずと社会も変わっていくのではないか。
はるちゃんは、コーチングを通して
それぞれの家庭で、それぞれがそれぞれの個性を大切に育てられ、
自分のことも人のことも尊重し、大切にして、
きちんとコミュニケーションのとれる人間が増えていけば、
「世界平和」も実現できるのではないか...
そんな風にも考えるようになった。
そして、そのために活動を続けている。



現在、はるちゃんは、事務のお仕事をしながら
依頼に合わせて、週末や夜の時間にコーチングやセミナーのお仕事をしている。
コーチングやセミナーを受けた方からは、
自分自身や家族の嬉しい変化についての報告が
たくさん寄せられているのだとか。



出産はこれから...の私にとって
はるちゃんの子育ての話は、とっても勉強になったし
一度は、大好きな仕事を辞めることになったはるちゃんが
こうして、新しい目標や夢を見つけ
生き生きと活動している姿は、本当に素敵で、励まされた。
諦めず、後を振り向かず、前向きに進んできたはるちゃんだからこそ
次の夢に出会えたのだと思う。


まだまだ、仕事と育児の両立を目指すお母さんにとっては、厳しい世の中だと思うけど
自分らしく、柔軟に、与えられた自分の道を切り開いていきたいよね!




はるちゃぁ~ん。素敵なお話をありがと~~~!!

はるちゃんのブログはこちらから⇒



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