女性の生き方図鑑

ホーム > 女性の生き方図鑑 > 命をつなぐ人 > 達成感のある幸せなお産を目指して...。

命をつなぐ人
達成感のある幸せなお産を目指して...。
輝く女性の生き方図鑑 Vol.64
40代 助産師 3児の母


今日は、西宮にあるとっても素敵な産婦人科、
倉智産婦人科で助産師をしている大久保千鶴さんのご紹介。
20090918.jpg


短大の看護科で3年学んだ後、助産師の資格を取るために更に1年学んだ千鶴さん。
4年間の学びの中でも、助産師の資格を取るための最後の1年は、とても厳しい1年だったが
一番楽しく充実した1年でもあり、卒業後は、助産師の道へと進む。
若いうちは、大きな病院でいろいろな経験を積んでおきたい...
そんな想いから、まずは地元の大学病院に勤務した。 大学病院では、50床の患者さんを先輩と2人でみるというハードな状況の中
ひたすら目の前の仕事に一生懸命取り組む日々。
1人で複数のお産に対応することもあった。
何か自分がいいなと思うお産にむかっていないな...という気持ちや
いつか事故を起こすのではないか...そんな危機感をもちながらも
その当時は、目の前のことで精一杯だった。



その後、23歳で結婚し、24歳で出産。
結婚後、転居したのを機に、神戸の大学病院へ勤務する。
婦人科、脳外科、周産母子センターなどを経験し、相変わらず慌ただしい毎日を過ごす。
命にかかわるような状況の患者さんが次々に搬送されてくるような病院で
立ち止まって考えたり、悩んだりする間もないくらいに忙しい中
千鶴さんは、この病院で13年間ひた走ってきた。




千鶴さんは、この間に3人のお子さんを出産している。
そして、3人目のお子さんのお産が、
ただただ懸命に走ってきた千鶴さんを立ち止まらせるほどの衝撃的な経験となる。
このお産で、人生観・子育て観ががらりと変わったのだという。
3人目のお産は、後輩の助産師がずっと付き添ってくれていた。
その助産師さんは、分娩を管理しているというのではなく、
千鶴さんと千鶴さんの家族をずっとみてくれている...そんな感じ。
助産師さんの想いが、伝わってくるような
とても気持ちが良く、満足感の高いお産となった。
達成感のある幸せなお産。
1人目2人目のお産の時とは、明らかに違う感情が込み上げてきて
産んですぐに、「こんなに良いものなら、もう一度産みたい」とまで思った。



そして、このお産の経験は、その後の人生観・子育て観にまで変化を与える。
子育ても前向きに、しんどいこともプラスに思えるようになり
もっと家族に目を向けなくてはいけない...と思うようにもなったのだとか。

仕事に追われ、上の2人の子どもたちには
あまり目を向けてあげることができずにきたが
ちゃんと向き合ってあげなくては...と、仕事をしばらく休む決心もする。
誰に何を言われたわけでもなく、1回のお産の経験が、
これだけ人の生き方、考え方に影響を与える。
同じ食事であっても、誰とご飯を食べるかで、その時間の満足度が全然違うように
お産も、誰と産むかが、とっても重要なのかもしれない。



子どもたちと向き合うため、大学病院を辞める決意をした千鶴さんに、
たまたま「うちのクリニックで助産師をしないか。」と声をかけたのが
現在勤めているクリニック「倉智産婦人科」の院長倉智先生だった。
嬉しそうに、子どものように、熱く目指しているクリニックの姿を語る院長先生の姿に
「なんだか、いいなぁ...。ここなら、1人ひとりのお産にゆっくり向き合えるかな...。」
そんな期待を抱き、子どもたちとの時間も大切にしながら
週1の日勤と、週1の当直というパートの立場で
少しゆったりとしたペースから勤務を始めることにした。



倉智産婦人科では、初診の時から出産まで、
毎回1対1で助産師さんの個別指導を受けることができる。
先生に聞きづらいことや不安なことなどを助産師さんにじっくりと聞いてもらえる。
そのために助産師さんの数も他院に比べて非常に多く、レベルが高い。
お産の頃には、しっかりとした信頼関係もでき
安心してお産ができるのだとか。
そして、お産の間もお産後も、妊婦さんが不安を感じないよう
ずっと側でサポートをしてもらえる。



千鶴さんがクリニックに勤務して4年。
現在は、常勤でお仕事をされている。
1人ひとりの妊婦さんにゆっくりじっくり向き合い
かつて千鶴さん自らが味わったように、
「自分で産んだんだ。」と達成感と満足感を味わうことができるような
自然で優しい幸せなお産を目標に全力で日々サポートしている。




「出産で気持ち良い思いをして欲しい。良いお産をして欲しい。」
そう語ってくれた千鶴さん。
助産師のお仕事は、とてもハードだと聞くことも多いが
楽しんでやっているので、大変だと感じたことはないのだとか。



お子さんたちも仕事を応援してくれている。
「後輩の助産師のお陰で、今の私がいる。」
そう話してくれた千鶴さん。
千鶴さんのお陰で、幸せなお産をし、素晴らしい子育て生活をスタートさせる
お母さんたちもたくさんいることだろう。



人生の中で、そんなに何度も経験することのないお産なら
こんな助産師さんと出産したいな...そう強く思った。


千鶴さぁ~ん。素敵なお話をありがと~~~~!!


千鶴さんの勤める倉智産婦人科のホームページ⇒






千鶴さん、素敵!!って思われたら...

ポチっとクリック 2つお願いします↓↓
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 生き方へ 20081224-3[1]
いつも応援ありがとうございます♪

<Previous 女性の生き方図鑑一覧へ

このページの先頭へ▲