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新しいことへの挑戦
お金では手に入れることのできない本当の意味での「幸せ」 前編
輝く女性の生き方図鑑 Vol.73
ライフコーチジャパン株式会社 代表 1児の母


今日は、ライフコーチジャパン株式会社 代表 あまみ悠さんのご紹介。
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高校の頃から、家庭の事情で親元を離れ、暮らしていた悠さん。
「自分のことは、自分で守らなければ...」
「自分でどうにかするしかない...」

そんな思いが常に頭にあった。  


そんな悠さんが選んだのが、カフェを経営すること。
昼は不動産会社、夜は喫茶店でアルバイト。
お金を貯めるのと同時に、経営のノウハウを学び、
25歳の時、アルバイトで貯めたお金を元手にカフェバーをオープンする。
一部はアルバイト先の店長がお金を貸してくれた。
喫茶店でアルバイトをしていた時、仕事は全面的に任せてもらっていたので
お店をもつことへの不安は何もなかった。
初めの1年は、休みなしでとにかく働き、
店長に借りたお金は1年で利子をつけて返済。
経営も順調に軌道にのる。
負けず嫌いで、とにかくがむしゃらに頑張っていた悠さんのことを
気がつけば周りの人たちも応援してくれるようになっていた。 当時の目標は、とにかくお金を貯めること。
とにかく働いたし、無駄に使うこともなかったし
通帳の金額はどんどんふくらんでいった。
店も順調。
証券会社などとのお付き合いも増え、
当初抱いていた目標は、順調に達成されていった。
しかし、そんな生活も数年すると、
何かそれ以上には幸せになれない...、
日々の疲労と共にそんな空虚な気持ちを持つようになる。
「お金があるからといって、幸せではないのだ。」

がむしゃらに信じて、働き続けてきた悠さんだが
いつしか、そんな風に思うようになっていた。



そんな思いが頭をよぎるようになった頃、
いつも弟のように側にいて、スタッフのようにサポートしてくれていた男性と結婚。
すぐに子供ができる。
今まで、がむしゃらに働いてきた悠さんだが
「子供のいる生活」と「身を粉にして働く生活」の両立は難しいように思え、
オーナーという立場になり、スタッフにお店を任せ、妊婦生活に入る。

それでも、産後は復職するつもりでいたが、
実際に出産をしてみると、人生の優先順位が子育てにすっかり変わってしまい
もう以前と同じようには働けない...
そんな自分に変わってしまっていた。
家でできることをしたい...
そんな想いから、産後はカフェバーのオーナーという立場のまま
占いを学んで、自宅で時々占いをしたり
イベントに参加したり、コラムを執筆したりして過ごす。



実はその頃、悠さんは家庭内に大きな問題を抱えていた。
ご主人の浮気。そして、お酒を飲んでの暴力。
それでも初めのうちは、何とか解決していけるのでは...と思い我慢をしていたが、
よくなるどころか...、ひどくなっていく。
ある日、ご主人への殺意を感じている自分に気づき...
このままでは、自分自身が壊れてしまう...と別れる覚悟を決める。



実は、悠さんのお父さんも暴力をふるう人だった。
お父さんの暴力に苦しむお母さんの姿は、ずっと見ていた。
後からわかったことだが、ご主人のお父さんも暴力をふるう人だったのだそう。
「同じようなことには、なりたくない。幸せになりたい。
そう思ってずっと頑張ってきたのに、
なぜ、私も同じような経験をしてしまうのだろう...」

その頃から、心理学やドメスティックバイオレンスなど
いろいろなことを調べ、勉強するようになった。
やがて、ご主人と別居。
いろいろな勉強をしていく中で、
悠さん自身はそんな状況を乗り越え、気持ちも落ち着いてきたが
ご主人の同意がえられず、離婚はなかなか成立しなかった。



どうすれば傷つかずに別れることができるのか...。
そんな模索をしながら、同じような状態が1年以上も続いたある時、
悠さんは「いつか...」と先延ばしにするのではなく、
「本当に離婚しよう」ともう一度覚悟を決めた。
ご主人にどう話そうか考えた末、
「本当に相手の本質を信頼する」と心に決めてご主人に会い、
自分の気持ちをまっすぐに伝えた。

「ご主人も、家族のことを幸せにしようと思っていたに違いない。」
そんな信頼の気持ちをベースにもち、伝えることで、
長い間、かたくなに心を動かさなかったご主人が
すんなり「わかった」と同意をしてくれたのだそう。
悠さんは、伝わったことが嬉しくて泣いてしまったのだとか。
その後、1ヶ月で離婚は成立。
悠さんは、この経験を通して、「信頼する」と決めて人にかかわる...
そんな「人とのかかわり方」を教えてもらったのだと話してくれた。



離婚の話から1週間後、思いがけず、心理学の勉強仲間2人から、
さらに勉強を深め、それを生かして仕事をするために
一緒に大阪で共同生活をしないかと声をかけられる。
思いがけない声かけに驚いたが、今の悠さんに断る理由は1つもない。
むしろ、これからおこる出来事にワクワクする気持ちの方が大きく
すぐに大阪行きを決意する。
こうして、女子3人、子ども2人、犬1ぴき。すべて女性の共同生活がスタートする。



この続きは、明日へ...。





悠さん、素敵!!って思われたら...

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