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お店を経営する人
お客さんを引きつけるのは、何なのか。
輝く女性の生き方図鑑 Vol.50
30代 ネイルサロン経営



今日は、5店舗のネイルサロンを経営している 
ネイルサロンDiva 代表 田邊みほさんのご紹介。
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若くして、5店舗のサロンを経営するみほさん。
お話をうかがって納得!!
「あなたにお願いしたい」そう言いたくなる、とっても素敵な女性だった。
なぜ、みほさんはお客さんを惹きつけるのか...。
なぜ、みほさんのお店は、拡大していったのか...。

今回、そのヒミツを少しだけ教えてもらうことができた。 短大に通いながら、ネイルの専門学校に通っていたみほさん。
卒業後は、エステティシャン兼ネイリストとして、エステサロンに勤務する。
美容業界特有の厳しさの中で、ほとんどのスタッフが1年以内に辞めていく。
周りからは、「1番初めに辞めると思った」と言われていたが
負けず嫌いのみほさん。
「やっぱり辞めた」と言われるのが嫌で、
2年勤務し、店長まで務めるようになった。
しかし、会社の売上中心の考え方が嫌で、
「本当の技術をお客様に提供したい」
23歳で会社を辞め、地元奈良県で出張エステをスタートする。
エステサロンに勤務した2年間は、嫌な事もいっぱいあったが、反面教師的な経験として、
その後のみほさんの仕事に対する姿勢に大きな影響を与えていく。
振り返れば、学びの多かった2年だった。
どんな環境であれ、自分次第で学びに変えることができること
をみほさんは教えてくれる。



出張エステを始め、数回広告を載せると
後は口コミでお客さんに来てもらえるようになった。
10年後も同じ価格でやっていきたいと思っていたから
価格を安くしていたわけでもない。
それでも口コミでお客さんが広がっていったのは
きっとみほさんに、お客さんを引きつける何かがあるはず...。
そう思い、もう少し深く質問してみた。
うかがったお話をいくつかご紹介すると...


○お客さんが来ないのは価格の問題ではない
よっぽど高すぎるのでなければ、価格ではなく、接客や技術の問題だと思う。
価格を下げるのではなく、接客や技術のレベルを上げる努力をすることが大切。


○口コミだったこともあり、すごく遠方のお客さんや遅い時間に呼ばれることもあったが、
呼んでもらえるだけでありがたいと思い
できる限り依頼には応えるようにしていた。


○ネイル検定に合格することにこだわらなかった。
「いかに検定に合格するか」という技術にこだわるのではなく
お客さんのための技術にこだわった。
例えば... 当時は40代くらいの主婦のお客さんが多かったので
なるべく長く、1ヶ月くらいもつように工夫したり...
常に相手がしてほしいことを考えた。


○「もっとこんな風にして欲しい」「こんな風にできたらいいな」
お客さんのそんな声をこぼさずに拾い、技術に生かしていった。
お客さんに技術力を育ててもらったのだという。


○たとえ1本折れたと聞いても、出張に出向いた。
損得勘定では決して動かなかった。


どうでしょう?
ここに書いたのは、ほんの一部にすぎないが
みほさんのネイルサロン、私なら続けて通いたくなるな。
それどころか、他ではしてほしくなくなるかも。


もっともっと人を惹きつけるパワーがあり
アートメイクのサロンをして売り上げを伸ばしている友人の話を聞き
少し羨ましく感じたこともあったが
何回も繰り返しお客さんと会いながら、信頼関係を築いていく
そんな顧客作りが自分の良さ、アピールポイントだ

と思って自分らしくやってきた。



その頃には、マンションを借り、
エステ、ネイル、まつげパーマ、エクステ... とトータルで始めたメニューも、
お客さんのニーズに合わせ、ネイル専門サロンへと進化していた。
自宅マンションと出張エステで忙しく仕事をしていたのに加え、
同じ仕事をしていた友だちが結婚し、そのお客さんも引き継ぐことになり
お店はパンク状態。
朝から夜中まで仕事をしても追いつかず、
このまま一人でやっていくのは難しいなと思うようになる。



ちょうどその頃、関西で複数の美容室を経営するMODE K'sの社長に出会う。
その当時は、美容室でのネイルは難しく、続かないというのが一般的だった。
話をしているうちに、「うちの美容室でやってほしい」と言われる。
みほさんも、本当にお客さんがつくれないのか試してみたいと思い、引き受ける。
自宅サロンには一人スタッフを雇い、日曜だけ美容室に入ることから始めた。
初めはネイルをして欲しいというお客さんを探すため
無料でハンドマッサージをするところから始め
みほさんは、自宅サロンと同じようにリピートして通ってくれるお客さんをつくっていく。



順調に売上も伸びていくと、今度は人手が必要。
初めは、フロント兼ネイリストの教育から始める。
1番初めに指導したスタッフは、とても良い子で、
ネイリストとしては、あり得ない売り上げを出すまでに成長した。
その後、みほさんは
ネイリストをいちから育てるための教育システム
を作りあげる。
スタッフの成長とともに、店舗は拡大していき
サロンは現在5店舗、38名のスタッフがいる。
どのスタッフも、アシスタントからスタートし、2~3年かけてネイリストに育てていく。
1店舗に店長、チーフ、アシスタント...と10人弱のスタッフがいて
チームとしてやっていくことで、人が育つような仕組みができあがっている。



今はとにかく仕事が楽しいそうだ。
育てる喜びを知り、みんなと一緒にやっているからこそ、楽しいのだという。


これからも強い信念をもって、ネイリストとしての奇跡を起こしていきたい。
仕事と仲間の大切さをスタッフに伝え続けたい。
そして、人に目指されるような自分づくりを続けていきたい。
そう語ってくれたみほさん。
お客さんもスタッフも、とても大切にしているのが伝わってきた。
38名ものスタッフが働くサロンを経営していけるのは
やはり、みほさんの人柄や
人を引っ張り、惹きつける魅力があるからこそだと確信した。




今回お話をうかがって、たくさんの学びがあったが
もっともっと詳しくうかがいたくなった。


みほさぁ~ん、素敵なお話をありがと~~~~。
またいつか、続きを聞かせてくださいね~~~~。



ネイルサロンDivaは、香芝店、心斎橋店、梅田店、石橋店、高槻店の5店舗。
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みほさん、素敵!!って思われたら...

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